| 07/09 Nexstar |
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ネクスターブロードキャスティング
Nexstar Broadcasting Group, Inc. 地方テレビ局をまとめて買収、経営効率はかる 本社:テキサス州、アービング市 アメリカのテレビ視聴人口は1億1140万人で、 2006年から2007年にかけて1.1パーセント増加しておりインターネットに押されながらも健闘している。 国土が広く電波が届きにくい地域が多いためケーブルテレビが普及(普及率約68パーセント)しているのもアメリカの特徴だ。ケーブルテレビは有料で、テレビ視聴に課金されるのは当たり前という考えが定着している。ケーブルテレビを導入すれば、映画、スポーツ、ドキュメンタリー、国会中継、料理専門番組、24時間ショッピングチャネルなど50チャネル以上がリモコン操作一つで茶の間に呼び出せる。テレビ媒体の競争力は健在である。
【競争の少ない地方テレビ局】 地方テレビ局だけを次々に買収しネットワーク化する新ビジネスモデルを推進するのがネクスター(Nexstar Broadcasting Group Inc:NASDAQ NXST,http://www.nexstar.tv)である。ネクスターは1996年設立、これまで買い集めたテレビ局は49にのぼる。 売り上げは、2006年12月に2億6500万ドル(約304億円)、前年2005年は2億2600万ドル(約259億円)、2004年は2億8000万ドル(約322億円)で、2005年に一時売り上げを低下させたものの成長を示している。利益はまだ出ていないが赤字幅は着実に減少している。 買収の対象とする局は、人口が50万人から100万人程度で、メジャーな都市圏ではない2番手、3番手の地域である。例えば、ネクスターが所有するKARKは、アーカンソー州リトルロック市にあり、周辺地域の人口1, 334,000人、テレビ保有世帯数531,470、ケーブルテレビの普及率は56パーセントだ。WROCはニューヨーク州ロチェスター市にあり人口1, 026,000人、テレビ保有世帯数385,460件、ケーブルテレビ普及率は73パーセント。テキサス州オデッサーミッドランド地域にあるKMIDは人口373,000人の地域でテレビを持つ135,100世帯に放送を提供、ケーブルテレビ普及率は75パーセントだ。 【ビジネスモデル】 ネクスターが所有するテレビ局の番組編成は3種類のソースから成る。まず米国の4大ネットワーク(ABC、CBS、NBC、FOX)との提携で放送する全米規模のニュース、人気ドラマ、バラエティなど。次にケーブルテレビ局から 購入して配信する番組、3番目は自社制作の地元ニュース、バラエティだ。自社制作番組は、ケーブルテレビにも提供し、配信料を課金している。収入源は 地元で営業マンが足で稼ぐCM枠の販売だ。ネットワークとケーブル局が提供する番組に組み込まれたナショナルブランドのCM以外は、ネクスターが地域内で営業しCM枠を埋めることができる。また、視聴者がレポーターとして話題提供する機会を増やしたり、視聴者ディスカッションボードを通じて意見を吸収するように努めているという。地元ニュース番組では数秒だけしか報道しなかったスポーツなどのビデオクリップのフルバージョンをウェブサイトに収納し閲覧できようにするなどウェブ活用にも手腕を発揮している。 所有する49の地方局の視聴者数を積み上げると総計920万人、全米テレビ市場の8.25%を占め、世論を動かす底力を潜在する。ネクスターによれば、大都市のテレビ局よりも中小規模の局の買収は、競争が少なく、購入条件も緩やかだという。買収後も、地域内に競合他社が2、3局しかないため運営が容易だと話している。また各局の責任者には、ストックオプションを与えて、士気を高めるように配慮しているという。社員数は2,360人、株価は2006年から20067年の1年間で160パーセント上昇した。同社が放送局を経営している27地域のうち17地域では、同社は複数のテレビ局を経営している。2007年7月には、通信大手のベライゾンと、地方局が製作した番組を携帯端末で配信する契約を取り付けている。 Set as favorite Bookmark Email This Hits: 1370 Comments (0)
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