| 07/05 Skybus Airlines |
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スカイバス航空 Skybus Airlines 10ドルの激安航空券が離陸 本社:オハイオ州コロンバス市 激安価格の航空会社スカイバス(Skybus Airlines、未上場、www.skybus.com)の1号機が、2007年5月22日、アメリカの空を飛んだ。「1席10ドル」(1200円)の激安価格でその就航が注目されていた。すでに15,000万枚の航空券を予約販売したという。10ドル席は各フライトのうち10パーセント程度、それ以外の席は、購入時期によって価格が変動するが、他社の航空券より50%は確実に安いという。空の旅に必要なサービスはすべて細目化され課金される。通常の航空運賃は、バッゲージの処理・機内飲食などの費用を織り込んだ価格設定をしているが、スカイバスは、基本料金を低くし、必要なサービスについてのみ費用を支払ってもらうという仕組みにしている。バッゲージのチェックインは1点ごとに5ドル、ドリンク・フードはすべて有料機内販売でコーク5ドル、サンドイッチなどの軽食が5ドル~10ドルである。時給9ドル(1080円)の客室乗務員には、機内販売額の10パーセントのコミッションが支払われる。 パイロットの平均年収は6万5000(780万円)ドルで、他社平均の13万5000ドル(1620万円)より低い。そのビジネスモデルは、ヨーロッパのライアンエア(Ryan Air)、初期のサウスウエスト航空(Southwest Airline)をベースにしている。 【激安を実現するコスト削減】 スカイバスは、2006年に米国交通省から、2007年5月に連邦航空局から事業の認可を受けた。拠点はオハイオ州のコロンバス空港で、カリフォルニア、フロリダ、ミズーリなど8都市を結ぶ就航ルートが2007年夏までに次々と開設される予定だ。「価格が安くすれば、旅行頻度が増加する」ことでパイの拡大をねらうスカイバスの差別化は次のようなビジネスモデルから感じ取ることができる。 1. 就航は、飛行時間2-3時間の短いルートに限定。 2. 離着陸は混雑が少ない郊外の二流空港とする。 3. 機種は統一。 4. オンライン予約、簡素な料金体系、座席は自由席。 5. 座席は最小サイズで、機内に最大数を配置。 6. 機体内外の広告で収入を挙げる。スカイバスは、エコノミーだけのワンクラスである。キャビンには出来る限りの数の客席を配置しており、他社の航空機より20席は多いという。飛行時間は2 -3時間なので搭乗客はそれほどの苦痛を感じない。離陸から着陸、乗客の搭乗・退出までの時間を極力短くすることで、機体利用の回転率を上げる工夫が見られる。予約はオンラインだけ、問い合わせの電話を受ける窓口は用意しない。ボーディングアサイメントの時間を省くため自由席で、機内に入った順に希望の席に座れる。しかし、10ドル支払えば、他の乗客より先に搭乗させるとしている。 【スタートアップ資金は1億6000万ドル】 スカイバスの本社は、オハイオ州コロンバスにあり、ハブ空港はコロンバス空港である。5700万ドル(68億円)相当の支援を行なう約束でスカイバスを誘致した空港事業団の努力が実った。同空港事業団は、向こう12年間の減税措置、空港の改築などのインセンティブをスカイバスのために提供するという。 スカイバスが集めた資金は1億6000万ドル(192億円)、第二次募集でさらに7220万ドル(86億円)を集めた。ジェットブルーが1999年のスタートアップに集めた資金が1億3000万ドル(現在の価値では1億5700万ドルと推定)とほぼ同額である。出資者は、フェデリティ、モルガンスタンレーなどの大手投資機関をはじめ中規模のVCなどである。同社は、2006年10月にエアバスのA319 号機を65機購入する契約をしたと発表した。A319は、2008年までに納品される計画で、現在はリース機を利用して就航を行っている。 CEOのビル・ディファレンダファー(Bill Differenderffer)は、IBMのバイス・プレジデント職を経てコンチネンタル航空の副社長を務めた経歴を持つ。禅の素養があり、2005年に著作「サムライ・リーダー」(The Samurai Leader)を出版した。武士道の精神をどのようにビジネスで生かすかをテーマにした書である。 Set as favorite Bookmark Email This Hits: 1358 Comments (0)
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